【金田村漱石ロード】若かりし夏目漱石が楽しんだゆかりの地を結ぶ “漱石ロード”
今回の題材は「夢十夜」。会場は満員御礼!充実した講演会となりました♪
上南公民館館長からご挨拶。
会場は満員御礼。
2018年2月10日(土)
あいにくの雨となりましたが、予想を超えるたくさんの方たちにお越しいただき、大盛会となりました。
今回は
第一部◆「夢十夜」第一夜・第十夜の朗読会
第二部◆就実大学人文科学部表現文化学科 松尾直昭教授による「夢十夜(第十夜)」の題材
第三部◆漱石がこよなく愛した「卵かけご飯」
1作品を深く触れる会となりました。
東公民館「朗読を楽しむ会」有志の皆さんによる【夢十夜】の朗読。
夢十夜から第一夜と第十夜を朗読して頂いたのは東公民館「朗読を楽しむ会」から有志の皆さん。
ゆったりとした朗読は、漱石ファンには心に染みわたる時間となりました。
夢十夜は、男性朗読が多いようですが、今回は皆さん女性。
心地良い時間が約20分続きました。
講演会資料。内容がとても興味深かったです。
就実大学人文科学部表現文化学科 松尾直昭教授
今回は夢十夜(第十夜)を題材に、作品に込められた意味を探る為に漱石の生きてきた時代背景を探っていきました。
「豚」とは?
「女」とは?
「水菓子」とは?
その時代の政治的政策で、旧帝大の首席と次席はヨーロッパに留学していました。
夏目漱石はなんと首席!
その際に聖書を読んだり、ナショナルギャラリーやテートギャラリーなどの美術館を訪問していると考えられています。
その事実を紐ときながら、インスピレーションを受けながら執筆したのではという興味深い話が続々と!
資料の中には、聖書の福音書や絵画なども添付してくだっていました。
豚の存在価値、好きな女性のタイプを描いたのではないか、水菓子=果物をいろいろな視点から講演していただき、腑に落ちる、惹きつけられる内容の講演会となりました。
今回フォーラムの主催でもある【日乃出醤油】の小泉社長と【Cafe&bar douze】の柿内さん。
今回は「吾輩のたまごかけごはんしょうゆ」をお好みで使って頂きました。
今回のフォーラムではとっておきのサービスが!
漱石は「卵かけご飯」が大好きだといろいろな場面で現れているそうです。
そちらを【日乃出醤油】さんの「吾輩のたまごかけごはんしょうゆ」を使って、【Cafe&bar douze】が卵かけご飯が参加者皆さんに振舞われました。
今回も、漱石ファンの多さと、作品に対する愛情を感じる事が出来ました。
漱石と漱石の作品を『目』と『耳』と『味覚』で味わうことが出来た【漱石フォーラム】。
次回開催が気になりますね。
まいぷれではこちらの【金田村漱石ロード】特設サイトでいち早く情報をお知らせしていきます。皆さんお楽しみに♪