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【参考】岡山のイベント、おでかけスポットに突撃訪問!

『漱石フォーラムin上南』に参加してきました♪

満員御礼!!! 夏目漱石没後100年、2016年12月9日に開催。

『漱石フォーラムin上南』に参加してきました!

フォーラム開催時間はお天気にも恵まれました。
フォーラム開催時間はお天気にも恵まれました。
夏目漱石の命日となる12月9日。2016年は没後100年にあたります。
漱石ファンには忘れられない12月9日(金)に『漱石フォーラムin上南』が開催されました。

どれぐらいの方にお越しいただけるのかという不安をよそに大大大大大盛況。公民館の中は漱石ファンで溢れかえりました。
地元の方はもちろん、岡山市内や備前市、また広島から漱石ファンの方も来岡され、夏目漱石の偉大さを再確認できるフォーラムとなりました。

初回の開催から盛りだくさんの内容。時間も押しながら、また今後の展開に大きな期待が寄せられる内容となりました。


地域の方、公民館の方たちが、上南公民館を金之助(夏目漱石)一色にしてくださいました。

手作りパネルで皆さんをお迎えしました。<br>
手作りパネルで皆さんをお迎えしました。
数年かけて集めた資料を展示。
数年かけて集めた資料を展示。
金田村へやって来た時の金之助(夏目漱石)の風貌と等身大パネル。こちらも上南公民館のスタッフお手製です。

金之助のお迎えに、参加者の皆さんも「お~!」と言う声と共にお互いのスマホやカメラを取り出して金之助と思い思いのポーズ(肩を組まれる方も)で写真を撮られてました。


2016年12月9日は上南公民館が漱石一色に。数年に渡り、時間をかけて準備されたスタッフの方が金之助をより身近に感じて頂けるようにパネル、足跡、また等身大の金之助像などを手作りされて、皆さんをお迎えされました。

パネルでは見慣れた景色の中に金之助(漱石)がいたことが分かりやすく展示されていたので、
「あ、ここに寄ったかもしれないのか。」
「ここの風景を見たのだなあ。」
と、見入ってる方がたくさんいらっしゃいました。

さて、フォーラムの始まりです♪

開場は満員御礼!大盛況でした。
開場は満員御礼!大盛況でした。
上南公民館の岡崎秀穂館長
上南公民館の岡崎秀穂館長
『小説「漱石の忘れもん」秘話』でご講演の森茂先生。
『小説「漱石の忘れもん」秘話』でご講演の森茂先生。
『漱石と岡山物語の発端は金田』でご講演の池田武彦先生。
『漱石と岡山物語の発端は金田』でご講演の池田武彦先生。
漱石フォーラム実行委員長(12月9日に正式に就任)の「日乃出醤油有限会社小泉醸造元 小泉真代表取締役」と、上南公民館の岡崎館長様からのご挨拶から始まった『漱石フォーラム』。

『小説「漱石の忘れもん」秘話』

まずは第12回岡山県「内田百けん文学賞」の最優秀賞を受賞した森茂先生に「漱石の忘れもん」の秘話をご講演頂きました。
漱石が滞在した約1カ月間の実話をもとに、のちに漱石を師と仰ぐ当時3歳(笑)の百けんが旭川で漱石と偶然出会う物語は、明治という時代背景を活かした内容ですが、そこにいきつくまでの試行錯誤を面白可笑しく講演していただきました。
当時の交通環境(船だったのか汽車だったのか!)の時刻表とにらめっこしながら、「汽車
を使うと夜中に到着するので、親類宅に迷惑じゃないか。」「それだと船が有力なのではないか!」(想像)など、気になる話題が満載でした。

『漱石と岡山物語の発端は金田』

続いては「漱石と岡山物語の発端は金田」で講演の池田武彦先生。

池田先生と森先生は記者時代の先輩後輩だそう!お互いに漱石に携わるこのフォーラムでの共演に何か感じられるものがあったようです。

記者というお仕事柄かなりの量の書籍を持たれていたようですが、整理する際に、漱石関係の書籍を一番に確保されたそうです。そして、整理の最中なのに読みながら(片付けと言いながら全く進まない、あの状況です(笑))いろいろと思いを馳せたそう。
漱石の家庭環境、周りにいる人々、また岡山に来るきっかけとなった元義理の姉、小勝(こかつ)さんの事など、人柄やこの時代ならではのお話をとても楽しく、とても詳しくお聞きすることが出来ました。

「こうだったであろう。」と思われた事でも、確証まで取れないものもあるようで、これからも漱石について、検証され続けるのだと思います。

お待ちかねの『漱石ロード弁当』

豪華な『漱石弁当』
豪華な『漱石弁当』
そして!!!
皆さんお待ちかねの『漱石ロード弁当』
この漱石フォーラムに合わせて、地元の「寿司割烹 味恒」さんが試行錯誤しながら準備してくださいました。

岡山と言えば「バラ寿し」。「ままかりの酢漬け」や自慢の「炊き合わせ」という豪華なラインナップ。また、金之助が喜んで拾いに言ったといわれるはまぐりを最中に見立てて、こちらも特別に「
御菓子司 松風堂」さんに作って頂きました。

お味の方は!
どの年代の方にも、また遠方から来られた方も満足して頂ける内容です。今後、いろいろな場面で登場する予定(!?)とお聞きしています。まいぷれでもご紹介しますので、皆さん!!!ぜひ味わってみてください♪

午後からは漱石に魅せられた方々による『私の漱石を語る』

【座談会】右から<br>岡西公民館館長、松村裕正さん。<br>吉備路文学館副館長、熊代正英さん。<br>岡山の夏目金之助(漱石)著者、横山俊之さん。<br>日之出醤油小泉醸造所 小泉真さん。<br>元東京芸大教授、瀧井敬子さん。<br>郷土史研究家、辻野喬雄さん。<br>
【座談会】右から
岡西公民館館長、松村裕正さん。
吉備路文学館副館長、熊代正英さん。
岡山の夏目金之助(漱石)著者、横山俊之さん。
日之出醤油小泉醸造所 小泉真さん。
元東京芸大教授、瀧井敬子さん。
郷土史研究家、辻野喬雄さん。
午後からは『私の漱石を語る』座談会。

参加者の皆さんは!
★岡西公民館館長、松村裕正さん。
★吉備路文学館副館長、熊代正英さん。
★岡山の夏目金之助(漱石)著者、横山俊之さん。
★日之出醤油小泉醸造所 小泉真さん。
★元東京芸大教授、瀧井敬子さん。
★郷土史研究家、辻野喬雄さん。

それぞれの分野で活躍中の皆さんが、漱石についての思いをそれぞれに語るという、斬新な座談会!
どのように漱石とかかわっているのか。想像できなかった内容がどんどんと語られていきます。

時間を区切りながらのトークですが、皆さん本当に熱く、語ってくださるので、あっという間に予定の時間に達してしまいました。


漱石フォーラム、文豪の会だし、少し固い雰囲気なのかな?と想像していきましたが、漱石ファンの方はとっても(気持ちが)若い!!!
実在の人物のたどった足跡を、時代背景と共に懸命に追い続け「きっとこうだった(はず)!」と想像しながら語り合う姿は、夏目金之助(漱石)がどれだけ魅力的な作家なのか、人柄なのか、また身近な存在だったのかを感じる漱石フォーラムとなりました。
そしてフォーラム終了後には有志による「金田村漱石ロード」の散策も行われました。
次回開催は、春頃とか?!ますます盛り上がりを見せる事となるでしょう♪

金田村(現岡山市東区金田)の『吾輩の会』はまだ始まったばかり。ここからの広がりをまいぷれは追い続けます。
実は、金田村には素敵な場所や、隠れ家的なお店も♪季節の良い時期にはサイクリングやお散歩にもぴったりの金田村漱石ロード!
これから、どんどんご紹介していきます!!!

2017年2月9日(木)は漱石生誕150周年。そして今年は漱石来岡125周年の記念すべき年です。

2017年は、夏目漱石生誕150年。
そして、岡山に来られて125年の記念すべき年となります。

今年はここ金田村で漱石にまつわるイベントが開催されますよ♪


2017/01/26