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直前期でも急がば回れの精神で

創進塾

新しい年が始まりました。
だけど、年度で言うとまだ途中ですね。
そして受験生はこれから本格的に入試シーズンです。今週末には大学入試センター試験も実施されます。

創進塾でも、中学3年生は、この冬休みの特別授業で、岡山県公立高校の過年度の入試問題、いわゆる「カコモン」の演習を行いました。私は毎回塾生たちに、次のように言います。

問題演習はいわば健康診断である。悪いところを発見して対処するのが目的だから、演習で出来なかったところを放ったらかしにすると、その演習はほとんど時間のムダづかいだ】

もちろん、演習を通して、習ったことを再確認したり、出題の傾向や形式を知ることができたりするなどの利点はあるものの、できなかった問題が次に出たときに確実に解けるようにしていくことこそが合格につながる学習だと考えます。そのため、カコモンの演習後は、各自ノートを作成するよう指導しています。できなかった問題を書き写す。あるいはコピーをとったり、切り取って貼ってみる。そこに自分で調べたことやポイントを書き込む。そうしてそれぞれの工夫でつくったカコモンノートで入試当日までの学習課題を明確にします。

ところで、このくらいの時期になると、書店の学習参考書の売場などで、受験生とおぼしき中学生くらいの子と、ご父兄でしょうね、受験用の参考書や問題集を手にとって、いろいろと話し合いながら選んでいらっしゃる場面にたびたび出くわします。
「ああ、そんなの選んじゃだめなのになあ」
と思うこともあります。ちなみに、選んではならない参考書とは、たいていの場合は「5教科のまとめ」のような各教科の要点がコンパクトにまとめられたような本です。ある程度学習内容が定着している人が、知識の確認用として使う分にはこのたぐいの本はたいへん役立つ場合があるのですが、苦手意識のある教科の勉強にこのタイプの教材を使っても、たいした効果は得られないのではないかなと思います。苦手だ、不得意だという人は、ポイントや要点がつかめていないことが多いです。その原因の多くは、練習不足というよりも最初にならったときになんとなくイヤだな、めんどうだなという印象を持ってしまい、そのまま何もしなかったという感じでしょうか。ポイント・要点をつかむという行為はあくまでも学習者が主体的に行わなければならものであり、この行為こそが「勉強するということ」であるといっても過言ではありません。この部分をさけて「〇〇のまとめ」のような教材に頼るというのはそもそもの学習の方向性としては少々ズレているということができます。
さて、何やら厳しいことばかり書き連ねてきました。では直前期にどのような勉強をすればよいか、ちょっとだけ英語を例に書いて今回は終わりにしたいと思います。

英語勉強法(例)
中1、中2、中3の学校の教科書を用意します。各レッスンのパートごとにキーセンテンスを意識して意味をとりながら通読します。このときできるだけ音読したほうがよいのは言うまでもありません。次に一文ずつ読んでノートに日本語訳を書きます。1レッスン文が終わると日本語訳から英文に戻します。もちろん教科書を見てはいけません。これを3年分やります。ただし時間があまりないので、中1の教科書くらいは1日でやり切るくらいの気持ちで取り組むことが大切です。このように単語・文法・和訳・英作文の復習を一気にやったあとはカコモンや各種予想問題にあたりましょう。このときも同じ問題を繰り返しやるくらいがよいです。少ない問題を緻密にやりましょう。

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086-238-3170

基本情報

名称創進塾
フリガナソウジンジュク
住所704-8112 岡山市東区西大寺上3-7-8
電話番号086-238-3170
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