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塾だよりの一部をご紹介します。

創進塾

 月に一度、塾生と保護者にむけて「創進塾だより」というのをお渡ししています。今回ちょっとだけ紹介させてください。

 
 一月の終わりから今月の初めころにかけて、全国的にインフルエンザが流行しました。小学校や中学校でも、学級閉鎖や学年閉鎖となったところもあったようですね。特に受験生は気をつけなければなりません。先日雑誌の記事で、あるお医者さんが次のように言っていました。

風邪やインフルエンザの予防方法、それは、『顔をさわらない』こと。

なんでも、手などに付着したウイルスは粘膜を通して感染するとのこと。ですから、顔を触ると、それだけ手が目や鼻の粘膜にも触れやすくなるということなのです。でも、顔ってついついさわってしまいますよね。だいたい人は一日1000回くらいは自分の顔をさわるなんて書いてありました。「本当かなあ?」と思いながら、そのとき僕は何をしていたと思いますか?

とくに意味もなく頬骨のあたりを手で触れていました

みなさん、どうか手洗い・うがいをしっかりやってください。

 さて、そのような1月が過ぎ、2月もはや中旬にさしかかろうかとしています。高校入試のほうは、すでに私立高校入試の一期が終わっています。このあと公立の特別選抜、私立二期、公立の一般入試と続きます。ほとんどの生徒が受験自体が初めての経験になります。私立高校の受験を終えて、「入試って思ってたよりたいしたことなかったよ」と余裕の人もいましたが、ほとんどの生徒が多少の「場慣れ」はできたものの、これから本命の公立を控えて、不安な気持ちのほうが大きいのではないかと思います。特に面接が心配だという人は、いま一度その原因を考えてほしいです。なんとなく不安だという人は、それは初めて会う大人と話す不安かもしれませんね。中学生が日常において話す大人って限られています。まずは親やおじいちゃんやおばあちゃん、それから学校の先生、あと、塾とか習いごと、スポーツのコーチあたり。しかもだいたいは知っている人のはずです。それが今回は知らない高校の先生です。緊張するのは無理もありません。

 僕は授業中に雑談を入れます。取るに足らない話もあるけれど、けっこう勉強や入試に関する情報も伝えているつもりです。面接に関しては、

「主に卒業生の面接失敗例」
「実は使わなくてもよい、むしろ使わないほうが良い言葉」
「倒れそうなほど緊張してしまう場合の対処法」などなど。

これらの詳しい内容については、あまりに「あざとい」ものも含まれますので、文字にするのはさし控えさせてください。あ、でもアンフェアなものではありませんので、保護者のみなさんはどうかご安心を。受験生には、授業の際にもう一回くらいお話しして再確認してもらおうと思っています。
 
 面接もさりながら、僕が、これはもうずっと気になっていて、何人かの塾生には再三苦言を呈していることがあります。それは明らかにまちがった言葉を平気で使っていることです。

 平成27年度の岡山県の一般入試の国語の大問の一つに、
「二人の中学生がある言葉の使い方について交わした会話と、それに関する文章を読み、設問に答えるという問題」(現実に中学生が会話をした内容ということではなくて、そのような形式の問題ということ)がありますが、その最後の設問は、【文章中のある部分】の内容をもとに、条件に従って60字から80字のことばを書くというものです。それほど長い文を書くわけではありませんので、わりと取り組みやすいといえるでしょう。そして、【文章中のある部分】というのが次のようになっています。

【ことばについて認識のずれがあると、コミュニケーションで不都合が生じる】

 実際の問題は、会話に登場する中学生の一人が、最後にことばの使い方に関して意見文をまとめていて、その途中に空らんがあるのですが、そこに入る適当なことばを先ほど述べた字数で書かせる問題です。こうやって書いてみると非常にややこしそうですが、空らんの前後の文章や、条件が導く内容から出題者の意図するところをうまく汲むことができれば、まったく書けないということはないと思います。そして僕は意見文の文末の一節に、受験生は特に着目してほしいと思いました。そこには、

【まずは自分自身が使うことばについて繊細さを失わないようにしたいと思う】

と書かれています。国語の入試問題にはコミュニケーションに関する問題が出題されることがとても多いのですが、そのどれもがことばを大切に扱おうというものです。入試問題は合格者を選抜すための問題です。したがってそこには高校側からの「こんな生徒に来てほしい」というメッセージが込められていると、僕なんかは考えます。

「今日宿題あったくない?」とか「この問題だりい」とか、繊細さの対極にあることばは極力使うべきではありません。(前者は動詞を形容詞化?するでたらめな使い方、後者は…語彙が貧しすぎます)

 たしかに「はずす」かっこう良さってあると思うのです。だけど受験までは「はずさないモード」でいなければなりません。解答の記述だけではなく、このことがひいては面接でおかしなことばを使わないための対策にもなるのではないでしょうか。
 
 ここまで入試問題を引き合いにして偉そうに書き連ねてまいりましたが、先日僕自身がこんな言葉を意識せずに口走っていました。「この問題、ちょっとむずいよねえ?」次の瞬間、塾生に指摘されました、しかも「先生、あれ」と壁の時計のあたりを指で示すではありませんか。実は教室の正面には、学習意欲を低下させる3つの禁句というものを貼ってあるのです。「むずい」はこのうちの一つです。しかも指摘してくれたのは小学生。小学生を見下しているわけではありませんよ。どちらかというと中学生に向けて掲示していたことを小学生がちゃんと理解してくれている。にもかかわらず、ついポロッと。このとき、僕の頭のなかにはあるタレントさんがいました。彼がテレビでよくこの言葉をつかっていて、リズムみたいなのがいいなと思ったような記憶があります。つまりテレビに影響されていたのだと思います。そういえば高校のころだったか、国語の先生が、読解力が低下するから受験生は一年間はテレビとスポーツ新聞は遠ざけたほうがよい。とおっしゃっていたのはこういうことだったのかなと。

 というわけで、受験生のみなさんには、読解力低下を防止するため、

1か月だけテレビを見るのをやめてみる


ということを強くおすすめしたいと思います。要らないことを…という声が聞こえてきそうですが、たったの1か月です。合否はもちろんですが、ラスト1か月の過ごし方を悔いの残らないようにしましょう。


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