窪八幡宮
夏越の祓~茅の輪くぐり
宮司の本間です。
お盆が過ぎて暦の上では秋になりましたが、まだまだ夏本番真っ盛りですね。
さて、今回のテーマは「夏越の祓~茅の輪くぐり」です。
多くの神社では夏(6~8月)と年末に大祓(おおはらえ)という神事が行われます。これは、一年のちょうど折り返しの日に、半年の間に積もった心身の厄や穢れを祓い、次の半年の無病息災を祈願するためのお祭りです。
夏に行われる大祓を「夏越の祓」と呼び、「茅の輪くぐり」などの様々な行事が行われます。「茅の輪くぐり」とは、神社の参道に茅(かや)を束ねて輪を作り、これを3回くぐって心身を洗い清める行事です。
この行事の起源は、古代の地方伝承誌のひとつ「備後国風土記」に書かれている逸話で、「茅の輪」を腰に着けると疫病から逃れられると教えた武塔天神(スサノオノミコト)の故事に由来するといわれています。また、現実的にも気温と湿度が高くなり、様々な雑菌が繁殖しやすくなる時期であり、茅の輪をくぐると同時に衣服を衣替えすることで、清潔を保ち様々な疫病を予防するという意味もあったようです。
さらに京都を中心とした西日本では、この日に「水無月」というお菓子を食べる風習があります。これは三角形の白い外郎(ういろう)生地の上に小豆をのせたお菓子で、夏のこの時期にだけ和菓子屋の店頭に並びます。このお菓子自体に神事的な意味が込められており、三角形は暑気を祓う氷を表し、小豆には邪気を祓う力があるといわれています。その昔、宮中の人々は「氷室(冬に集めた氷を夏まで保存するために、山中の地下の涼しい所を利用して作られた冷蔵施設)」から取り寄せた氷を食することで暑気払いをしていました。もちろん、一般の人々は貴重な氷を食することは出来ないため、氷の形をまねて三角形に外郎(ういろう)生地を作り、小豆と組み合わせたものが「水無月」として今に伝わっているのです。
確かに、小豆にはビタミンB1、B2やサポニン、ポリフェノールが豊富に含まれており、生地のデンプン質との相乗作用で、元気を養う効果が期待できます。疲れやだるさが出やすいこの時期に食するのは理にかなっているといえるでしょう。
また、この日に飲むお酒を「銷夏酒(しょうかざけ)」といい、「水無月」と同様、食欲を増し血行を促進させるための生活の知恵でしょう。
最後にひとつ。「茅の輪くぐり」の後、その茅を抜いて持ち帰る人がいますが、やめたほうがよいでしょう。そもそも「茅の輪くぐり」とは、邪気や穢れを茅に移して身を清める行事であり、茅にはたくさんの邪気や穢れが乗り移っていますので・・・。
当お宮では、今週いっぱい茅の輪を設置しています。ぜひお参りください。
| 名称 | 窪八幡宮 |
|---|---|
| フリガナ | クボハチマングウ |
| 住所 | 704-8102 岡山市東区久保618 |
| アクセス | JR西大寺駅より徒歩約18分 射超バス停より徒歩約14分 |
| 電話番号 | 086-230-3961/090-8607-4180 |
| メールアドレス | kubohachiman@gmail.com |
| 営業時間 | 9:00~17:00 |
| 定休日 | なし |
| 電子マネー・その他 | PayPay |
| 駐車場 | あり あり(70台) |
| ホームページ | http://kubohachimangu.com/ |
| Instagramアカウント | https://www.instagram.com/kubohachimangu/ |
| 関連ページ | 神社・お寺にお参りに行こう! 窪八幡宮編 |
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