板入りの畳って何? 一生に何度もさせてもらえない仕事に感謝です。
小山畳店
古くから伝わる畳製作の技術です。
古い糸の上から新しい糸をかけていきます。
糸を締めているところです。
左足かかとでこなしながら、右手で糸を引く
仕上がったところ。落ち着いた雰囲気、畳の部屋。
いつもありがとうございます。小山畳店です。
はやお盆も終わろうとしています。しばらく雨模様で涼しい日が出来て暑さもひと休みでしたが、みなさんいかがお過ごしですか?
当店では6月の梅雨入りの頃から表替えの仕事をさせていただいていました。それが何と‘’板入りの畳‘’。今のご主人のお父様が家を建てられたとき入れられた高級な畳です。
肉厚の高級な畳表を付ける時にはしわが残らないよう強い力で引っ張りつけます。畳の床の切り口はその力に負けて縮んだり角が丸くなってしまいます。それを防ぐために框(かまち=畳の短い部分)の角に専用の板を縫い付けます。以前、『表替えってどうするの?』の説明でお話しした畳の‘’であい‘’にプラスチックコーナーを縫い付ける話が出てきましたが、それのさらに高級版です。
私も畳職を始めて40年。父親の仕事を手伝っていたときに何回かやったことはありますが、めったにお目にかかれる畳ではありません。
勉強させていただくつもりで先達の仕事ぶりを見せていただきながら時間が充分に取れる時にさせてもらいました。
作業のメインは、今板にかかっている糸の上から新たに糸をかけ、板を締め直すことです。それによって糸が緩んで角が持ち上がっているところがまっすぐに仕上がります。
新たに糸をかけたら畳を裏に向けて、左足のかかとで框の裏の部分をこなしながら緩んできた糸を右手で引っ張り締めていきます。
こちらのお宅の畳には框全部に板が入っていたので6畳なら12ヵ所締めるところがあるということです。
一部屋ずつ預りましたので、天気の合間、仕事の都合で6畳3部屋が終わったのが8月15日になってしまいました。
最初は一枚締めるごとにゼーゼー、腰は痛い、ふくらはぎはぱんぱんという目も当てられない状況でしたが、終わる頃にはなんとか慣れてきました。
無事に納品完了して、お客様にも喜んでいただき、とてもいい勉強をさせていただきました。ありがとうございました。
仕事のこなれた畳屋さんとくらべれば及ぶべくもないのですが、店を構えているといるとどんな仕事が入ってくるかわからない。前向きにいることが大切だなあと思いました。
まだ筋肉痛の残る瀬戸内市邑久町から小山畳店がお伝えしました〜。
いろいろ宿題が終わらずご無沙汰しておりましたが、また記事があげられるよう頑張りますので 引き続きごひいきいただきますようによろしくお願いいたします。
暑い日が続きますが、どうかお身体を大切に。
またお目にかかります。
小山畳店
岡山県瀬戸内市邑久町大富592
Tel.(086)942-3371
- 営業時間外09:00〜18:00
詳細
- 日曜日 定休日
- 月曜日 09:00~18:00
- 火曜日 09:00~18:00
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- 金曜日 09:00~18:00
- 土曜日 09:00~18:00
基本情報
名称 | 小山畳店 |
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フリガナ | コヤマタタミテン |
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住所 | 701-4234 瀬戸内市邑久町大富592 |
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電話番号 | 086-942-3371 |
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ファックス番号 | 086-942-3386 |
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営業時間 | - 日曜日
- 定休日
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- 09:00~18:00
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- 09:00~18:00
- 土曜日
- 09:00~18:00
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駐車場 | 2台くらい駐車可能です。 |
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開業日 | 1955年4月1日 |
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ホームページ | https://koyamatatamiten.com/ |
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