畳の表替えってどうするの?(その2)
小山畳店
畳どおしが縦に合わさる部分『であい』
手作業で縫い付けます。
肉厚の畳表でもかどが"シャン‘’としています
いつもありがとうございます。
小山畳店です。
さて、前回からこれからの
表替えシーズンにあわせて普段ではあまり見ていただけない
表替えのようすをお話しさせていただいております。
前回では現場(お客様のお宅)でつけた目印をもとにすきまを直すところまでお話しさせていただきました。
さあ、すきま直しも終わり、前回のお約束では新しい畳表をつけましょうと行きたいところでしたが、ここでひとつお時間をいただいてすきま直しの他にする
下ごしらえについてお話ししたいと思います。
比較的安価な畳表ではあまり考えなくてもいいのですが、
値段の高めの畳表はイグサの打ち込みの本数が多いので、畳表本体が
肉厚で丈夫なものになります。
よってまた
特別な手間が必要になって来るのです。
畳屋さんの技術(職人として大切に思っていること)として
『出来るだけ正確に、出来るだけ平らに、かどはきっちりつけて』ということにこだわっておられる方が多いと思います。
例えば、お座敷の床の間の前に畳が縦に
2枚つながるように敷くとき、イグサどおしが合わさる部分を
『であい』とよびます。
この『であい』は肉厚の畳表が付く場合にはしわが出来ないように強い力で張り付けるので
"かどをきっちり‘’させるため、畳床(畳の芯の部分)のかどに写真のような樹脂製の
‘‘コーナー’’と呼ばれる
補強材を縫い付けます。(店によって付けかたは違います。)
こうすることで肉厚の高級な畳表はぴっちり畳床に沿い、畳どおしが合わさる『であい』は自然にぴったり仕上がることになります。(自分でハードルを上げてどうするという声も(^_^;))
もちろん、家具などを置いて出来た
へこみもこの段階でゴザなどをあてて丁寧に直しておきます。
この作業も
‘’出来るだけ平らに"するためには大切な部分です。
最近は
畳の作業は機械でするものと大方の皆さんは思っている人が多いと思います。でも実際は先にお話ししたように
隠れた手作業の部分のポイントがけっこう高いのです。なんとなく自然に見せている部分が自然に見えるためには手作業によるところが大きいのです。
今回までは表替えの作業の新しい畳表を畳床に付ける前の下ごしらえの部分をお話しさせていただきました。
さて、いよいよ次回は新しい畳表を付ける
『框(かまち)巻き』作業に入りたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
小山畳店
岡山県瀬戸内市邑久町大富592
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詳細
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基本情報
名称 | 小山畳店 |
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フリガナ | コヤマタタミテン |
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住所 | 701-4234 瀬戸内市邑久町大富592 |
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電話番号 | 086-942-3371 |
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ファックス番号 | 086-942-3386 |
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駐車場 | 2台くらい駐車可能です。 |
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開業日 | 1955年4月1日 |
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ホームページ | https://koyamatatamiten.com/ |
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